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そんじゃここまでだ、さよなら

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だひたすらに恋をしていたときの記録みたいなものが発掘されたので、ちょっと共有してみようと思った。お察しの通り、深夜テンションです

大学1年の秋から3年の秋まで好きだった人について、その日にあったこととかただただ自分が感じたことや考えたことをほぼ毎日ノートに書き溜めていて、それは今ではわたしのある一種のひきだしになっている。YOUさんと三四郎さんがやっていた恋愛見極め人のラジオで読まれたメールや公開収録のときの相談はこの人についてのことだった。

ちなみに初めに断っておくとわたしの恋愛偏差値は小学生、せいぜいいっても中学生と同等です。今時の中学生がどんな感じなのかまったくわからないけど、もう22歳だけど未だにただ手をつなぎたいだけの愛です。

 

どれだけわたしが君のことを好きだと思って大切にしたとしても、それは今この瞬間も過去になり続けていて、今なんて概念はほんとうは存在しない。だからわたしが君から奪えるものなんて何にもなくて、どうしようもないということに気づく。君はわたしのきもちをこれからも奪い続けていくのに 2017.9.23

あれ?好きかもしれんってなって5日後くらいの記録。どうしてこんなに厨二病っぽいの?このときすでに20歳なのにまだ厨二病が抜けてない。っていうかなんならたぶん今も抜けていないと思う。わたしのきもちを奪い続けるって何。こわいな。でもかわいい

一緒にいて、隣に座って楽しく話しているのに孤独で寂しいなんてすごくわがままだなあ、と思った。2017.10.31

未だによくわかっていないけど、きっとそれだけあなたがあの子のことを好きだったということなんじゃないですかね?

髪の毛短くなった?って聞いてくれました!うれしい!聞き方かわいい!君よりも早く電車から降りるの、もうやりたくないな。2017.11.20

いつも同じ駅で降りていたんだけど、たまたま用事があってわたしが先に下車したとき、なんか名残惜しくてさみしかったんだよな

どうぶつの森やってるのおもしろかった。フレンドになった。2017.11.24

いやいや、ほっこりすぎるー。もはやかわいい。自分のある意味ちょっと幼稚なところひとに見せているけど不思議とぜんぜん恥ずかしくない。今はもうまったく好きじゃないからかなあ。

 

部室に行った君のこと待って一緒に帰った!心理学実験の話をして楽しかった。電車の中で話しながら何回も目があって全身がかたまったせいで緊張性頭痛になった。2017.12.11

自分で言うのもおかしな話だけど、今時の19歳ってもっとすごいところまで行っているんじゃないのかしら。友達でこんなこと言ってきた子がいたらけっこう本当に心配すると思う。目が合って緊張性頭痛って何

目を合わせて話すの嬉しいんだけど、わりと緊張しちゃうからあんまり目合わせたくないな。2018.01.18

 緊張性頭痛ふたたび。

君になってみたいと思う。君みたいに、じゃなくて、君に。何をどんな風に考えて、何を基準にして生きているのか知りたい。2018.02.07

これはわりとだれにでも思うこと。考えるより、その人になっちゃった方がわかりやすいし手っ取り早いなっていつも思う。絶対に無理なんだけど。

たくさん修飾語のついたきもちでも、いざ伝えようとすると「好き」って2文字にしかならないことを知ってしまって悔しかった。2018.02.10

言葉が足りなくて、自分がふだん考えていることをぜんぶ伝えきるなんてことができなくて悔しい思いをしていたな。でも今考えたら、余計な飾りのついた言葉より、まっすぐストレートに好き!って言われた方が響くよね 

恋人になってほしいとか付き合ってほしいとかそういうきもちはまったくないんだけど、でもどこにもいかないでほしいな。2018.03.20

 

もっと話したいと思った。好きとか、付き合うとか、そういうんじゃなくて、ただもっと話していたいと思った。だってわたしは君のことほんとうに何も知らなくて、たぶん同じだけ君もわたしのことを知らないから。もっと話したい。個人的なこと、普段見ないまま過ごしている君の一部について話したい。2018.03.22

あんまり多くを話すタイプの子じゃなかったし、わたしもあんまりたくさん話せるタイプじゃないので、会話は少なかったかも

だいたいこういう人のことを好きになるんだろうなっていうタイプみたいなのがなんとなくわかってきた気がするけど、その一般的な枠組みの中に君のことをいれたくないな。2018.04.10

その子は小宮さんみたいな性格だった。人見知りで、警戒心が強くて、でも一度こころをゆるすとたくさん笑ってくれる、みたいな 

友人に、お前の理論は、自分のものじゃないおもちゃをそのへんに放置しているくせに、だれかに触られると大泣きするみたいなもんだって言われた。2018.04.13

自分が恋人になるなんてことはまったく考えられなかったし、恋人になんてなりたくなかったのに、でもだれかの恋人にはならないでほしかった

好きとか、きらいとか、そういうことを考えるよりも前に、君が教室に忘れていった傘を手に持っていた。これを手渡そうと思った。意味はないけど。きれいにたたんでわたした。2018.05.11

なんのきもちなのかわからないけど、安っぽいビニール傘があの子のってだけですごい大切なものに感じられたんだよなあ。

今日ほど緊張した日はなかったと思う。好きって書いた手紙を渡しただけなのに、自分の中に溜まっていた水がすべてなくなってしまったみたいな喪失感があった。早く何かいってほしい。2018.05.26

この日のことよく覚えている。手紙には、わたしはまだ付き合うとか恋人になるとかそういうことがよくわからないからあなたのことをもっと知りたいって書いた気がする。未だにわかっていないけど、せめて何を書いて渡したのかコピーでも取っておくんだったな。次の日ふられた。ふられた日から半年近く、ずっと頭が痛かった。同じところ。こめかみのところ。ズキズキずっと痛かった。寝るときも痛いから毎日氷枕で寝てた。いつの間にか消えたなって思ったけど、ちょうどそのころ三四郎さんのアンバランスさに感動していた。おふたりのおかげで立ち直った。そういうことを考えてもわたしほど痛くてキモいファンはいないと思う

 

一緒に帰って電車の中で同じ漫画の話をして笑ったら、お前、わたしが好きじゃなくなるまではずっと好きでいてやるからな、覚えてろよ、という気持ちになった。2018.06.17

 

君の写真を撮りたい、と思う毎日。2018.07.01

好きな子の写真、撮りたいよね

もうふられたのだから一緒にいない方がいい、と、一緒にいたい、の繰り返し。一緒にいてもいなくても君は何にも変わらない。君は何をしたって傷つかない。2018.07.04

 

話さなかったけど、横顔がきれいで泣き出しそうだった。2018.07.19

 

この子くらいかわいらしかったらどうだったんだろうとか、この子みたく笑顔が明るかったらどうだったんだろうとか、いろいろ考える。わたしはずっと、わたしで在ることに自信がない。これからも。2018.08.27

 

失恋について研究するのは、きっと自分のため。いつか、あなたがいなくたって全然平気で生きていけるようになるよ。2018.09.24

 

めっちゃ好きだったころは一緒の電車で帰っても世間話すらできなくて、目を合わせるのも恥ずかしかった。懐かしいなあ。

 

内容はなんであれ、自分の感じたことや思ったことや単純なできごとを書き溜めていくのってあとから読み返したときにいろんな発見があって楽しい。今はもう好きじゃない人のこと、こうやって読み返すことでどういう経路を通ってすきになり、その当時どんなことを考えて、どんな喪の作業をしていたのかというのが明確にわかった。

これはある一種の供養だ。いつか捨てようと思う日が来るまではノートはとっておくので、また小出しにするかも。感想あったら教えてください