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いつも三四郎のことばかり書いているので、たまには音楽のことも書こうと思います
10月27日(土) 幕張メッセで開催された、「米津玄師 2018 Flamingo」に参戦してきました
今年3月に発売された「Lemon」のCDの中に入っていたシリアルコードを使って応募したら当たったもので、それから半年以上たのしみにしてきたライブでした。ちなみにこのライブはすきだった男の子と一緒に行きました。笑
27日の朝方に三四郎ann0 の出待ちに行き、それから数時間眠ってお昼に用事を1件こなしてからのライブだったので、身体的には割ときつかったと思いますが、ものすごい興奮と満足感に包まれて帰宅しました。三四郎も米津玄師もだいすきです
開場は16:30で、整理番号が早かったので割とすぐに中に入れました。ところが開場から開演までは1時間半もあって、アリーナスタンディングなのでその間ずっと立っていて、楽しみではあるんだけど足腰がものすごく痛かった笑 おまけに公演中もずっと立っているので計3時間以上立ちっぱなしで、結構しんどかった
公演開始は18:10すぎくらい。会場の照明が落とされると、皆さんものすごい勢いで盛り上がり始めるから、熱気がすごかった。わーって手を上に掲げる人たちが多くて、わたしはというととても冷静に「ああ、この場面を写真に収めたいなあ」なんて考えていました。撮影禁止だから撮れなかったけど、周りにいるのは全くの他人なのに、たくさんの人たちが一緒に手を高く上げている光景はなんだか神秘的だったな
もう終わったからセトリ公開してもいいよね、セトリを追いながら心に残った曲について感じたことや考えていたことを記録として残していこうと思います
1. LOSER
いやー、1発目にこれは盛り上がった。米津玄師がステージに出てきた!ってだけで観客はものすごい熱を持ってステージの方を見ようとしているのに、こんな盛り上がる曲が流れたものだから、みんなどんどん前の方に詰めていって、最初にいた位置からだいぶ離れたところまで全員が動いていました笑 最初のふわーんって音が聞こえた瞬間に「うおーっ」ってなって、みんな一斉に手を掲げ出したのがよかったな。「聞こえてんなら声出してこうぜーっ」って言われた瞬間にみんなが思い思いに声を出していて、まだ1曲目なのにこの一体感すごいなあ、って冷静に思っていました。もちろん心の奥はものすごく盛り上がっていたけど!
2. 砂の惑星
ハチ MV「砂の惑星 feat.初音ミク」HACHI / DUNE ft.Miku Hatsune
1曲目が終わって暗転してから、大きなモニターにPVが流れました。初音ミクちゃんが歌うオリジナルもすごく好きだけど、米津さんの低音ボイスで歌ってくれるのもまたよかった。。ボカロを作った人が歌っている、って感じじゃなくて、うまくボカロの中に溶け込んでいるような感じがした。「歌って踊ろうハッピーバースデー」のところとか、会場にいる人たちも一緒に歌っていたのが印象的。
3. 飛燕
結構ここまで盛り上がる曲ばかりきていたから、だんだん静かな曲もくるかな?と思っていたけど、この曲でも大いに盛り上がっていた。イントロが流れた時点でみんな手拍子していて、また一体感に感動。手拍子が合うと同時にもっとステージに近いところにいる人たちからの手拍子が響いてきて、ほんとうにきれいだった。アルバムをちゃんと聴き込んでいない人はもしかしたらわかんないのかも、と思ったんだけど、少なくともわたしの周りにはガチの米津ファンしかいなかったから、割とみんな大きな声で歌っていた。キーを少し変更していたようにも聴こえたけれどわたし個人は「夢を見てたんだ〜」のところがとても良かったな。あとこの曲は終わり方がすごく良かった。後奏の最後の一音が名残惜しいような余韻を残していて、思わずため息が漏れそうだった
4. メランコリーキッチン
この曲に入る前に「どうも米津玄師です!」とか言っていたような気がする。「最後まで楽しんでいってください」みたいな。その後この曲の前奏が流れて、えーっこれやってくれるの、という歓喜の沈黙が一瞬だけ走って、パイプオルガン(かな?)の音がなくなった瞬間からわーって盛り上がった。これは2枚目のアルバムに収録されている曲だけど、ほんとうによかったな。サビはみんな声を合わせて歌いながら手を左右に振っていて、それがまただれが指示したわけでもないのに揃っていた。あと個人的にこの曲は同行者の男の子とカラオケに行った時によく歌っていたので、なんだか思い出深くてしんみりしてしまって、曲の途中で何回かまじで真顔になった笑
5. 春雷
今回、この曲を聴きにこのライブに行ったと言っても過言ではないほど大好きな曲。キーがひとつ下がっているのもより切なさが増していてすごく好きで、前奏が流れた瞬間に涙がブワッと溢れて鼻がツーンとなりました笑 もうあまりにも良すぎてずっと終わらないでくれと願っていた笑 わたしは2番のサビがすごく好きで、同行者のことがほんとうに好きだった数ヶ月前に死ぬほど聴いていたので、その頃のわたしが舞い降りてきて、ほんとうにボロボロに泣けてしまった。周りの人たちはみんな盛り上がっているんだけど、わたしは泣いているし、終始真顔だったと思う笑 それでもあなたを前にすると何にも出てはこないなんて!
6. アイネクライネ
ギターを持った米津玄師が歌っていました。泣いている人たくさんいた。難しい音程なのに全然ブレないし、歌い慣れているなあという感じがすごくあってきれいだった。わたしが米津玄師を深く知るきっかけになった曲だったので、高校生だった頃のことを思い出したりして、この曲に付随する思い出をいろいろとたどっていたらやっぱり泣けてしまって、春雷から緩んでいた涙腺は元に戻りませんでした。奇跡であふれて足りなかったです
7. amen
恥ずかしながらこの曲、知らなかった。だから勝手に、新曲だ〜とかおもって聴いていたんだけど、最初に教会の鐘みたいな音がするのにめちゃくちゃビビってしまって恥ずかしかった。ダンサーの人たちが黒い衣装を着て踊っていて、背景の照明は紫色だったので、ハロウィンぽいなーと思っていたんだけど、その歌詞の重たさに聴き入ってしまった。「アーメン」って、「まことにその通りです」って意味なんだけど、米津さんはどうしてこの曲をアーメンって名前にしたんだろう。正直、この曲が今回のライブの中で一番印象に残った曲でした。帰りの電車の中で速攻ダウンロードして歌詞を調べて、いろんな考察を頭の中で思い浮かべては空想をたどっていました。ライブに行っていなかったら知らないままだったかもしれないから、聴けてよかったな
8. Paper Flower
9. Undercover
10.爱丽丝
多分この曲、今回のライブの中でいちばん盛り上がったと思う。みーんな歌ってた。「何の話をしていたっけ?」ってみんな言ってた。なかなかのアップテンポな曲なのにみんな歌っていてすごい!と思った。いやわたしも歌えるんだけど、みんなが同じ歌をうたってそれがまとまりとなってどこからも聴こえてくることにえらく感動してしまった。この曲、シングルカットされている曲でもなければPVが公開されてる曲でもないのに、みーーんなが口ずさんでいるってほんとうにすごいな!「踊ろうぜもっと!」って最後のフレーズを米津さんが歌い終わった瞬間にものすごい静寂がほんの一瞬だけ訪れて、すぐに息を呑むような盛り上がりがあった。感動した(語彙力)
11. ピースサイン
米津玄師 MV「ピースサイン」Kenshi Yonezu / Peace Sign
前奏が始まった時点では真っ暗だった、パッと明るくなった瞬間に見えたのは、その場にいた人全員がピースサインをかがげて前奏を歌っている光景だった。照明も相まってピースサインが黒く影に見えて、すごくうつくしかった。思わず一人で、「すげえ」って口に出してしまったくらい笑
12. TEENAGE RIOT
この日初公開となった新曲。GATSBYのCMで聴いてはいたけど、ぜんぶ聴いてみてさらにカッケーと思った。みんな手拍子とか忘れて聴き入っていた。この曲のかっこよさをうまく伝える語彙力がないからとにかく聴いてほしい
13. orion
これもまたキーが少し変更されていたけど、前奏を聴いた瞬間に涙が出て鼻がつーんとなった。ちょうど1年前くらい、家族にとってしんどいできごとがあった時期、家族で車で出かけると必ず流れていた曲だったから、わたしたち家族にとってはとても大切な曲で、その当時のこととかもういろんなことを思い出してしまって涙がドバドバ出た。周りの人も同行者も多分すごい引いてたと思うけど、とりあえず鼻水もセットで付いてきて、どうしようかと思った
14. 打上花火
米津玄師バージョン。落ち着いた感じですごくよかった。オリジナルもいいけど、米津さんだけが歌っているのもとてもいい。会場は静かになって、聴き惚れていた
15. Flamingo
公開されてすぐ聴いた時、あんまり好きな曲調じゃないかも、とか言ってたのに、本人が目の前で歌っているのを聴いたらあんまり好きじゃないとか言えなくなった。前奏が流れた瞬間いろんなところから「おっ」とか「キャー!」とか聞こえてきて、おお、人気だなあと思った。後ろに立っていた人はフルで歌えていた。何回聴いたんだろう……
16. Lemon
本編ラスト。これもまた泣けてしまった。このときは完全に米津玄師モードだったから、三四郎の「シン・アンナチュラル」について全く想起しなかった。ごめんな。アンナチュラル見てなかったけど、この曲は大切なだれかが死んでしまった時に聴く曲だと思っているから、なんだかまたいろんなことを思い出して泣けてしまった。涙腺ゆるゆるだった。ここまで15曲歌ってきたとは思えないほど綺麗な歌声で、この人は哀しみの輪郭をなぞっている、と思った。優しい歌声なんだけどどこか力強くて、なんか、意志の強さみたいなものと脆弱な何かを見たような気がした。これを本編の最後に持ってきた時点でもうわたしは米津玄師に一生ついていきたいと思った
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ac1. ごめんね
米津さんにしては難しくない旋律だったから、パプリカかと思ってずっと聴いていたんだけど違った。覚えやすそうだし、歌いやすそうだなと思った
ac2. クランベリーとパンケーキ
ac3. 灰色と青
米津玄師( +菅田将暉 )-「灰色と青(灰色與青)」中文字幕
前奏が流れた瞬間に観客がざわざわし出して、ステージの方を覗き込む人が増えていたのは、菅田くんがくるのではないかと見ていたからだと思うんだけど、菅田くんは来なかった。もちろん米津さんおひとりで歌われても同じくらい素敵だった。音源では菅田くんが歌っている高音のパートも綺麗に歌いきっていて、ここまで20曲近くほぼぶっ通しで歌ってきているのにすげえなとプロ相手にものすごく失礼な感想を抱いてしまった。これがほんとうに最後なのはよかった。静かに終われるし、かといってべったりしていなくて、爽やかな感じ、晴れやかな気持ちで帰路につくことができた
総じて、最高。
何度か涙ぐみながらも終演時にはものすごい満足感に満たされ、また、終わってしまったという喪失感にも包まれ、というアンバランスな心で夜の幕張に押し出されました。胸の中にあった悲哀や哀愁がいい具合に寒い風とマッチして、なんだか人生が少しだけ重たくなったような気がした。こんな気持ちになったのはきっと米津玄師の歌詞に米津玄師の曲がついて、それを米津玄師が歌っているという光景を目の当たりにできたからだと思う、ほんとうに、わたしの人生に絶対に必要な経験をくださった米津さんに心から感謝です。次の先行募集も申し込んだので、また当たるといいなと祈っています
P.S. どうでもいいんだけど、会場がアリーナスタンディングだったからわたしと同行者の周りに人がたくさんいた。ちゃんと距離を詰めておかなかったわたしがいけなかったんだけど曲中にだんだん周りの人たちが前に攻めてきて、隣にいたはずの同行者とわたしの間に2人くらい女の子が入ってきちゃったから、一緒に来たはずなのに終わった時には隣の隣の隣くらいになっていた。なんとなく、ああこういうことだよなあと思ってしんみりした気持ちになった。まあ、いいんだけどね、わたしには三四郎のおふたりがいるから!!